Teams・Zoom・Google Meetの文字起こし機能を比較|AI議事録ツールを契約する前に確かめること

Teams・Zoom・Google Meetの文字起こし機能を比較|AI議事録ツールを契約する前に確かめること

AI議事録ツールを契約する前に、会社でふだん使っているTeams、Zoom、Google Meetの文字起こし機能で足りないかを確かめておくと、無駄な契約を避けられます。3つとも日本語の文字起こしに対応していますが、使える条件や保存先、書き出せる形式が違います。

この記事では3つの公式ヘルプに書かれている内容を、同じ項目で並べました。

機能や条件は変わることがあるため、公式ヘルプもあわせて確かめてください。

3つの比較表

項目Microsoft TeamsZoomGoogle Meet
使える条件記事に記載なし(無料版で使えるかも記載なし)Pro、Business、Education、Enterpriseのアカウント。クラウドレコーディングと音声トランスクリプトを有効にするBusiness Standard以上などのGoogle Workspaceのエディション、Workspace Individual
日本語対応対応(既定は英語。録画ごとに言語を選び直す)対応
話者の表示話者の名前とタイムスタンプセクションごとのタイムスタンプ。話者不明の部分は名前を手で直せる記載なし
保存先開催者のOneDrive for Businessクラウドレコーディング主催者のGoogleドライブの「Google Meet」フォルダ
書き出せる形式.docx、.vttVTT記載なし
開始できる人開催者、共同開催者、発表者が停止・再開できる。録画すると自動で開始記載なし設定によって、ドメイン内の誰でも、または主催者と共同主催者だけ

Microsoft Teams

会議を録画すると、文字起こしも自動で始まります。録画せずに文字起こしだけを始める場合は、会議の「その他のアクション」から開始します。会議中は、開催者、共同開催者、発表者が文字起こしを止めたり再開したりできます。

文字起こしには話者の名前とタイムスタンプが付きます。参加者は自分の名前を表示しない設定にできます。

保存先は開催者のOneDrive for Businessで、会議のチャットと「要約」タブから開けます。書き出せる形式は.docxと.vttで、既定では開催者と共同開催者がダウンロードできます。

注意したい点は3つです。

  • 話し言葉の設定を変えると、参加者全員の文字起こしの言語が変わります。日本語の会議では、最初に日本語になっているか確かめてください。
  • ライブの文字起こしはデスクトップ版だけで、モバイル版では会議が終わったあとに読むことだけができます。
  • ライブ翻訳の文字起こしはTeams Premiumの機能です。

Zoom

文字起こしを使うには、Pro、Business、Education、Enterpriseのいずれかのアカウントが必要です。そのうえで、クラウドレコーディングと音声トランスクリプトの両方を有効にします。

既定の言語は英語です。日本語の会議では、録画ごとに「Change Language」で日本語を選んで保存すると、日本語で文字起こしし直されます。

文字起こしはタイムスタンプ付きのセクションに分かれます。話者が分からなかった部分は「Unknown Speaker」と表示され、あとから名前を直せます。書き出しはVTT形式です。VTTはテキストエディタや文書作成アプリで開けます。

Google Meet

文字起こしを使えるのは、Business Standard、Business Plus、Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Teaching and Learning Upgrade、Education Plus、Workspace Individualです。一覧にBusiness Starterは含まれていません。

文字起こしは主催者のGoogleドライブにある「Google Meet」フォルダに、会議ごとに保存されます。

文字起こしを始められる人は、主催者向けの管理機能の設定で変わります。オフなら主催者のドメイン内の誰でも、オンなら主催者と共同主催者だけが始められます。

専用のAI議事録ツールを検討したほうがよい場合

公式ヘルプの内容から見ると、次の場合は標準機能では足りない可能性があります。

  • 対面の会議を録音したい(この記事で比べたのは、オンライン会議の文字起こし機能です)
  • Zoomの無料アカウントを使っている
  • Google WorkspaceがBusiness Starterである
  • 社外の人が主催するオンライン会議を記録したい(保存先は主催者のドライブです)

専用ツールの料金はAI議事録ツールの料金・無料枠・学習利用を公式情報で比較に、対面の会議に使う録音機器はPLAUDのAIボイスレコーダー3機種を比較にまとめています。

この記事では、文字起こしをもとにAIが要約を作る機能(TeamsのCopilot、ZoomのAI Companion、MeetのGemini)は比べていません。

出典

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